上塗り材で様々な模様をつけたりする方法の他にも下地の段階から柄や形作りをモルタルなどで行い、
あえて古びた感じをイメージして塗装するエージング塗装という工法も存在し、
これは非常にデザイン性が高くカフェや美容室などで雰囲気作りに多く用いられている。
正解は無く作業者の感性で行っていくので通常の塗装に比べたら大幅に施工時間と予算はかかってしまいますが、
その分完成した時の満足感も大幅に多く得られます。
想像力次第で可能性は無限に広がっていき、
何も無い真っ平らの壁をレンガにしてみたり数十年間経ったような歴史や風格のある壁などを数日で作り出すことができ、
厚さも2cmほどなのですが、実際に重厚なレンガのような壁や古びた巨大な木材など試行錯誤すれば何でも作る事が可能です。
通常では持っていくのが不可能な場所に巨大な岩を置いたり、
漆喰に埋まって部分部分が露わになっている下地の古材を表現したりと数センチの世界であらゆる物を作り出せますし、
遊園地のアトラクションの外観などはこのモルタルで形成された素材にエージング塗装を施してファンタジーなものを作り出しています。