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塗装について

塗装とは

材料(被塗物)

建築物に例えたら外壁や屋根の表面を塗料の皮膜で覆う表面処理の一つで、一般的には物体の装飾や保護、鉄部には防錆を目的として行われますが
建築物などでは通路やそれ以外のスペースの識別などにも使用される事があります。
金属の多くは大気中の酸素に触れる事で酸化し錆を発生させますが、鉄の場合は表面の錆が内部に向かって侵食していくため、多くの鉄製品では塗装が必須です。
また単純に見栄えをよくするためだけの塗装も状況により行われます。
店舗や会社など高頻度にイメージチェンジや美観を維持するために行われる塗装を、私達は化粧と呼んで人も建物も化粧をすればイメージも変わります。
塗料にも目的や状況によって様々な性質のものがあり、防錆用に耐候性(汚れに対する強さ)に優れ厚い皮膜を作るものから、
装飾用に耐光性に優れ発色良く光沢ある表面に仕上がるもの、艶消しなど特定の性質を持つものなど様々です。
最近の意匠性ある塗料では骨材(砂つぶ)を多く含み表面に様々な模様をつけるデザイン性の高いものまであります。
これらには各々得意不得意があり、その目的に沿って使い分け、或いは重ね塗りが行われ、
また適切に塗り重ねを行うことで、単一の塗料では得られない強固で見栄えの良い重厚感のある塗装を行う事ができます。
なお、塗装においては、塗装をする対象物の塗装面の材質に合った塗料を選ぶ必要があり、
場合によっては塗料の性質に合うように塗装面にシーラーやプライマーを施すなどの下処理が必要です。
下塗り材であるシーラーはコンクリートなど液体を吸い込む性質のものに使われて、プライマーはプラスチックなど液体を吸い込まない性質のものに使われ、
上塗りの色によって収まり易いようにクリア、ホワイト、グレーなど色を選ぶのも重要な選択の一つになってきます。

主な塗装方法

ハケ塗り、ローラー塗り 塗料を霧状にして高圧空気(缶スプレー、コンプレッサーを使用)とともに吹き付ける。
表面がローラーやハケ塗りに比べ滑らかになりキメの細かい仕上げとして自動車などの部分塗装で使用。
吹付塗装 建築物の内外装、床、建具枠など様々な塗装に使用。
エアレススプレー 吹付塗装の一種で、高圧空気を使わず、塗料を高圧にして圧力のみで噴霧する方法。
広大な面積の建築物、大型の建築物に使用。
焼き付け塗装 一般的に120°Cから200°Cの温度で加熱して塗料を硬化させる塗装をいいます。
焼き付け硬化型の塗料を使いますが、一般的な自然乾燥型の塗料をストーブなどで
強制乾燥させる事を焼き付け塗装と誤解されてる方もおられますが、全くの別物です。

下塗り塗装

大まかな塗装工程の中に下塗りという工程は必ず含まれる。材料や状況に応じて下塗りを行わない事もありますがごく稀です。
下塗りには上塗り塗料と塗る場所の密着を良くしたり、塗装する表面を均一に馴らしたりする効果があり、
鉄部に塗るサビ止め塗料も密着を良くしてサビの発生を抑制する効果があります。
外壁にはシーラーやフィラーをよく使用。主にモルタル壁にはフィラー、サイディングボードにはシーラーを用いる事が一般的です。
屋根にもシーラーやサフェイサーを使用。
カラーベストにはシーラー、セメント瓦にはサフェイサーを使うのが一般的ですが、状況によっては例外もあり。
木材にいきなりペンキを塗っても吸い込んでしまいムラになって綺麗に収まりませんよね。
そこで木材に下塗りとして水性フィラーやサビ止め塗料を塗ると綺麗に色がとまって美しく重厚感のある仕上がりになります。
プラスチックを塗る場合、木材、塩ビ、ガラス、アルミなど塗るものによって様々な下塗りの種類があるので、
ここでもやはり慎重な塗装工程の提案が必要になってくる。
また、下塗り塗料にも上塗り塗料のようにグレードがあり、熱を分散させるものから伸縮性の高いものなど、
上塗りの塗装材料に合わせて使用することで効果が飛躍的に上がる。

中塗り塗装

中塗りは基本的には上塗りを行った時に色のまとまりを均一にするために行われる。
どうしても一回塗っただけだとローラーの継ぎ目やハケの継ぎ目が、うっすらと残ってしまい広い面積を塗装するとかなり目立ってしまう。
この場合での中塗りとは上塗り塗装材を2回塗るという事になりますが、これをする事によって継ぎ目はほぼ目立たなくなる。
材料や施工するものによっては中塗りは中塗り専用の材料がありますので、塗料メーカーが出している使用方法をご覧下さい。
断熱性のある塗料や伸縮性、追従性の高い塗装材料は塗膜を厚くすれば効果を増すものもある。

上塗り塗装

下塗り、中塗りと塗りましたらいよいよ上塗りという工程に入ります。
上塗りで1番重要なのは塗らない部分や他の色との境目をいかに綺麗に収めるかが要点になってくる。
一般的な住宅でいえば、サッシ周りや軒と壁の取り合いなどですが、手で真っ直ぐハケを動かしても中々真っ直ぐには見えません。
養生がしっかりしていれば問題ないのですがやはり日数が経っている分、
入り組んだ入隅や出隅はテープが浮いたりしてくるので無理に色をつけてしまわず、養生を解体した後にマスキングテープで線出しを行うと綺麗に仕上がる。
熟練した職人ならこの時の事も考えて高圧洗浄/養生/下塗り/中塗りを行っているのでスムーズに上塗りを終わらせる事ができる。
上塗りの色合いと下地の色の相性によっては中塗り、上塗りだけでは止まらない事もあるので上塗りの上に上塗りを塗装することも多々ある。
ここまできちんと落ち度なく施工することでとても綺麗な仕上がりにする事ができるようになる。
またこの上塗り塗装材の持ちを良くするために最近ではクリア塗料で保護する工法もでてきている。
サイディングボードではデザイン性のあるものが多いので、クリア工法といって新品の時に表面を保護していたコーティング層を形成して、
新品の状態に戻す工法も主流になってきました。
これをすることによって多彩な色合いを残したまま復旧させたりできるのです。
また上塗りにも様々な種類があり多彩な模様を作り出すものから、
何層もの色を重ねて多彩色を表現したり色んな種類の仕上げがあります。

防水塗装とは

防水塗装とは通常の外壁などに施工する塗装とは全くの別物です。
一般的な住宅などではベランダの床や屋上の床面などに施工していますが表立つ仕上げではないので隠された部分にもよく使われている。
ユニットバスをつける前に風呂場となる部屋の目線くらいから下半分をFRP防水で埋めている。
ホームセンターなどでも最近防水塗料を売っているのを見かけますがただ塗れば防水されるという事ではなく、
下地処理をきちんと施しきちんと効果のある施工法をしないと本来の防水性能を発揮できません。

一般的によく使われている防水の種類は

  • ウレタン
    防水塗装

  • FRP
    防水塗装

  • シート防水

この辺りがよく見かける施工方法です。
ウレタン防水塗装はウレタン樹脂を流し込んで強靭なゴム質の塗膜を形成して防水効果を作る。
FRP防水塗装は硬めの樹脂の中にガラス繊維で作られたシートを混ぜ込んでがっちりした防水層を作り頑丈に守ってくれる。
車のバンパーや船艇などもFRPを使用。建築物に使われるものは、成分などが若干変わり、硬さなどの違いがある。
シート防水は強靭なゴム質のシートを貼っていきます。
シートもただ貼るだけではなく、やはり下地処理や水の流れを予測した貼り方が重要になってきます。
防水処理は見えない部分のほうが重要になってきますね。
何が1番良いとかではなく、使用状況、環境、予算などその場所にあった防水塗装を選定することが大切です。
既存の防水層が劣化してトップコートだけ塗装してくれればいい、と言われるお客様もよくおられますが、
やはり防水層からやり直さなければ意味を成さない事もあるので注意して下さい。
もちろんトップコートだけで充分な場合もあります。
これを放置しておくと雨漏りなどに繋がり、その場合、止水工事になってしまうので工事の幅、予算などが大幅に増えてしまう事がある。

焼き板・漆喰・復旧塗装

木材の塗装では一般的にオイルステインがあるのですが、この塗装は浸透性の塗料で吸い込ませて色をつける塗装です。
新設では良いのですが、改修工事ではイマイチ物足りない仕上がりになってしまう事があります。
しかし改修塗装でオイルステインが用いられる事が大半なんです。
そこで案外知られていないのが半造膜のオイルステインを塗装する事で新設の焼き板のような仕上がりに塗装する事ができるようになる。
漆喰もひと昔前のものが一般的になり、少し黒ずんで汚れてしまった漆喰壁をよく見かけますよね。
このまま放置を続けて剥がれてしまったり崩れてしまった場合は左官工事が必要になり大掛かりな工事になってしまいます。
漆喰は塗らないほうがいいと普及していて、どうしても塗装する場合は防カビ材のツヤなし白を塗装するところが多いのが現状ですが、
無機質漆喰調仕上げの塗装材料を使う事で漆喰も新設時の真っ白な綺麗な壁を剥がれ等の心配なく仕上げる事ができるようになる。
またこの塗装材料を応用する事によって内装の壁を高価な漆喰調に塗装する事も可能です。 倉敷の街並みに漆喰はとても似合いますね。
ワーキングベースでは様々な仕上げを塗装してみたいという好奇心でm²数や塗装する場所によっては、
通常の塗装単価で石彫仕上げやエージング塗装など一部分にデザイン性を含んだ塗装をご提案させて頂いたりあまり多くは出来ませんが、
多少の出費で多大な満足度を得て頂けそうなら出来る限りの事はやらせて頂いています。
岡山、倉敷と地元に成果も残したいという事もありご相談頂けたらご希望に添えるように頑張ってまいります。
ワーキングベースとして岡山、倉敷の建物にワンランク上のプレミアムな極上の仕上がりを提供致します。

メイン外壁上塗り塗料

ワーキングベースの拘りはウレタンシリコンという概念を無くし、ラジカル制御というグレードの塗装材料をメインで使用。 ラジカルというのは紫外線にあたり発生する酸化物質で塗膜を劣化させる物質そのものです。 このラジカルを塗装材料独自で調整して高耐候性を実現している塗装材料です。 主だった特徴としまして3つあげさせて頂くと、これらの塗装材料は

  • デンスシリカ
    処理技術

    従来の塗装材料とは異なる
    独自の酸化チタン表面処理技術により
    ラジカルの発生を抑え耐候性を向上。
  • ラジカル
    トラップ技術

    発生したラジカルを吸収してしまう
    ラジカルトラップ剤(HALS)により
    劣化を大幅に抑制。
  • 紫外線
    吸収技術

    紫外線が当たると
    そのエネルギーを吸収し
    熱に変換して放出させる技術。

このトリプルブロック性能を含み、高耐候性技術 底汚染性
(表面親水化技術により汚れが付着しても雨水で徐々に流され、高レベルの底汚染性を発揮。)
高光沢技術(マイクロレベルで平滑にする技術で自動車塗料並みの光沢を有す)
高塗着技術(高塗着、デンスプリンディング技術で十分な膜厚となり安定した品質。)

最軽量のフィラー
(フィラーの中に硬い殻を持つ中空粒子を混ぜることで大幅な軽量化。軽くて施工し易い上、断熱効果も期待できる下塗り塗装材料。)
ワーキングベースでは使用した体感と塗装後の綺麗さを維持できていると実感できた塗装材料を使用しています。