DIYで製作したウッドデッキの防水塗装が甘かった話
今回、体験談をお寄せくださった方は、自宅で洗濯物干し場として使っているウッドデッキが、経年劣化してきたので、過去には業者に依頼したが、今回は自分でウッドデッキを設計・製作をしてみようと思ったとのことでした。しかし、無事に完成はしたものの、塗装の甘い部分があり、なんとたったの3ヶ月ほどで壊れてしまったとのことでした。
塗装失敗体験談vol.021
- 【塗装を行った時期】:2017年7月ごろ
- 【何を作ろうとしたか】:自宅で洗濯物干し場として使っているウッドデッキ。経年劣化でギシギシときしむようになったため、新しく作り直すことに
- 【使用した、購入した道具、材料】:製材、ニッペホームプロダクツ株式会社の水性ウッディガード、受け皿付きのコテ刷毛
経年劣化したウッドデッキを作り直すと決めた話
私の塗装の苦労体験談をお話しします。
2017年の7月ごろ、自宅で洗濯物干し場として使っているウッドデッキが、経年劣化でギシギシときしむようになったため、新しいウッドデッキを自分で作ることにしました。
今まで使っていたウッドデッキは、過去に業者の方に作ってもらったものなのですが、制作費と塗装料を含めて約15万円と、私としては少し値段的に厳しかったので、今回は自ら設計図を作って製作してみようと意気込んでいました。近くのホームセンターで、木工に詳しい店員さんにアドバイスをもらいながら製材を揃え、塗料は自然な木の色を生かすことと防水が兼ね備えられたニッペホームプロダクツ株式会社の水性ウッディガードを購入しました。
週末にインターネットで作り方を調べながら製作に取り掛かり、まずは塗料の説明に従って製材を塗っていきました。この時、受け皿付きのコテ刷毛を使用しました。コテ刷毛だけのものも売られており、受け皿がなくても大丈夫という方もいるかもしれないですが、個人的にはあった方が作業がはかどると思います。
塗料を塗った後はよく乾かし、釘などを使って組み立てたのですが、後々この時の失敗が大きな後悔となったのです。。。
防水塗装が甘かったことが原因で大変なことに
それは木材にある小さな割れ、くぼみのような部分の塗装と、釘を打ったところの重ね塗りが甘かったことです。
無事にウッドデッキ自体は完成し、製作費は約4万3,000円と安く済みました。しかし、この年の夏は異様な雨の日が続き、塗装が甘かった部分から一気に腐食が始まり、完成してからなんと3か月ほどで壊れてしまったのです。
業者の方曰く、原因は塗装の塗りが甘かったとのことです。約1ヵ月間かけて、なんとか時間を見つけて設計図を作り苦労しながら作ったのに、塗装の塗りが甘かったということだけで壊れてしまったというのは信じられず、とてもショックでした。
今まで使っていた業者さんに作ってもらったウッドデッキは約10年ほど保っていたので、結果的には痛い出費になり、今回も業者さんにお願いしておけばよかったと落ち込みました。
その後はダメもとで壊れた部分を業者の方に見てもらい相談したところ、格安で補強してもらえることになり、1年経った今でも壊れることなく使用できています。
自分なりのDIYをすることは楽しいです。(たとえ、今回のように失敗したとしても、、)
しかし、塗装1つとっても知識が足りないことによって危険にさらされることがあります。実際に腐食した床を踏み抜いて、私は大怪我をしそうにもなりました。
ウッドデッキのような日常でよく使うものを作る場合は特に業者にお願いしたほうがいいと思いましたね。
多少高いと思ったとしても、それだけ丁寧な仕事をしてくれるので安全だと思います。もし自分でどうしても作りたい場合はネットの知識だけではなく業者の方に直接話を聞いてみるのもいいと思いました。
ワンポイント塗装アドバイス
外装塗装のワーキングベースのスタッフです。
今回、体験談をお寄せくださった方は、自宅で洗濯物干し場として使っているウッドデッキが、経年劣化してきたので、過去には業者を使ったが、今回は自分で設計・製作をしてみようと思ったとのことでした。しかし、無事に完成はしたものの、塗装の甘い部分があり、なんとたったの3ヶ月ほどで壊れてしまったとのことでした。
ウッドデッキは劣化がしやすく、塗装・手入れが最も難しいDIYの一つであると言えるでしょう。なぜなら、ウッドデッキには敵が多いからです。
ウッドデッキの敵その1.水
木材の腐食原因は、ほとんどの場合、水です。
ウッドデッキは水を吸うと膨張し、乾燥すると縮みます。これは木材の一般的な性質ですが、雨にさらされたり、日光を直接浴びたりするたびに、この伸縮が行われます。
その伸縮の過程で、ひび割れが起き、そのひび割れ部分から腐食が始まります。
また、木材というのは木口と呼ばれる面が特に弱いです。木口とは木目に対して垂直方向の切断面です。木目に沿って、水分が吸い込まれていくからです。
ただでさえ、定期的なメンテナンスが必要といわれる、ウッドデッキ。
今回のようにそもそも塗装が甘かったり、重ね塗りをしていなかったり、汚れなどを落とさずに塗装をしてしまった場合は、腐食が進行しやすいでしょう。
ウッドデッキの敵その2.シロアリ
ウッドデッキは時間がたつとだんだん白っぽく変色してきます。これは、木が経年とともに色が抜けて塗料が落ちてくるからです。
これを「味が出てきた」ととらえる人もいますが、無垢(むく)の木材はそれだけ腐食や虫食いの被害にあいやすいので注意です。
腐食を起きにくくするには?
- 木口に腐食防止の塗料をしっかり塗る
- デッキ材を根太に木ネジで打ちつけない
- 定期点検と雨天後の乾燥を促す
- 塗装時は、汚れをしっかり落としてから丁寧に重ね塗りを実行
また、お悩み者様がおっしゃるように、ウッドデッキ製作・防水塗装は業者に依頼・相談しながら進められると良いかと思います^ ^
岡山、倉敷でリフォーム・外装塗装ならワーキングベース
私たちは、これまで旧屋号の小野塗装として2002年からの約16年間、建築塗装、橋梁塗装など岡山、倉敷で様々な大手建築会社、塗装会社の専属としてやってまいりました。屋号を改めたのは、ある物件のリノベーション工事で良い仕事をする他業種の仲間と出会うことができたからです。チームメンバーたちは各自各業種の仕事も持って日々色んな現場で作業していますが、同じ目線で同じ気持ちで仕事を引き受けてくれるために、今まで出来なかった事も可能になりました。
この最高のメンバーで、倉敷や岡山から離れた場所でも飛んで行き、責任を持って最高の仕上げを行っています。どんな内容の工事でも迅速に対応してやらせて頂きたいので何でもお気軽にご相談下さい。長年の経験を活かし、その地域に合った最善の塗装材料をご提案させて頂いています。